【神社とお寺の違いは?】参拝方法もサクッとご紹介

 

普段何気なく参拝しているけれど、神社とお寺って何が違うの?日本は神仏習合や神仏分離、廃仏毀釈などによって非常にごちゃごちゃしています。

大学での専攻はインド仏教や東洋思想学だったわたし。できるだけ分かりやすく神社とお寺の違いをご紹介します!

 

神社とお寺の違い一覧

神社とお寺の違いはたくさんあり、神仏習合などによって一概には言えない部分もあります。中でも分かりやすい部分だけ表にして区別してみました。

神社 お寺
建築物(呼び方) 神社・神宮・大社など お寺・寺院など
信仰対象 神さま 仏さま
参拝方法 二拝二拍手一拝 合掌(手は打たない)
聖職者 神職、宮司、巫女 住職、僧侶、お坊さん
建築物の特徴 鳥居、千木、堅魚木、拝殿など 鐘、お墓

 

【参拝方法】神社は手を打ち、お寺では合掌

神社とお寺の違いで一番気をつけなければならないのが、その参拝方法です。

神社は二拝二拍手一拝

神社ではまず軽く頭を下げ(一揖)、頭を深く2回下げ、頭を戻してから大きく2回手を打ちます。その後もう一度深く頭を下げ、参拝は終了となります。

ただし上記の参拝方法が確立したのは戦後のこと。神仏習合の名残で今でも神社の前で般若心経などを唱える方もいらっしゃるようです。

お寺は合掌

お寺では手を打たず、お賽銭を入れた後に軽く頭を下げて合掌します。

 

【見た目】建築的な違い

鳥居の有無

まずは神社のシンボルでもある鳥居の有無。神仏習合の名残で鳥居のあるお寺もありますが、基本的には鳥居のある方が神社です。

鳥居については【神社の鳥居とは】種類やくぐり方を写真たくさんでご紹介!という記事も書いています。

千木の有無

千木(ちぎ)も神社建築独特のもの。形によってお祀りしている御祭神の性別が分かることもあります。

堅魚木(かつおぎ)の有無

ばつ印に見える千木の後ろ側、地面と平行に置かれている装飾の単材。「鰹木」「勝男木」とも表記します。

本殿と拝殿

本殿や拝殿の存在も、神社ならでは。古式の神社には本殿がなく、拝殿のみの場合もあります。

 

聖職者の呼び方は?「宮司」と「住職」の違い

間違いやすい「宮司」と「住職」

よく見る間違いの中に、宮司と住職があります。これらは役職を表す言葉。

  • 神社:宮司(ぐうじ)
  • お寺:住職

神職の中でも、神社の代表者を宮司と呼びます。

巫女さんと尼さん

神さまに使える未婚の女性を巫女(神子)と呼びます。現在は社務所でお守りなどを授与する姿をよく目にしますが、古くは信託を告げる重要な役割を果たしていました。

一方仏教では出家した女性のことを「尼(あま)」と呼びます。本来はサンスクリット語から「比丘尼(びくに)」 ともいいました。

 

神仏習合とは?

9世紀になると、神道と仏教を同一視する考え方「神仏習合」が現れます。名のある神社が「寺」を称することになったり、神社の中に寺院が建立されたりしました。

10世紀には本地垂迹説が流行し、神社と寺院が一体化するのです。

例えば長野県長野市の戸隠神社は戸隠山 顕光寺(けんこうじ)にかわりました。御祭神も奥社・九頭龍神は弁財天、中社・天八意思兼命は釈迦如来など、それぞれ代えられました。

 

神仏分離とは?

明治元年(1868)に行われた神仏分離。明治政府は神道を国教とするため、神社と寺院を分ける「神仏分離令」を発したのです。これにより外来宗教である仏教を排斥しようとする廃仏毀釈の動きが起こりました。

 

廃仏毀釈とは?

神仏分離令から仏教を排斥しようとする廃仏毀釈の動きが全国各地に広まりました。寺院や仏像など、歴史的に価値のある建造物や書物などが次々にこの世を去る自体に。

 

神社とお寺の違い まとめ

神社とお寺の違いについて、分かりやすい部分だけサクッとまとめてみました。これからも随時更新していく予定です。

他にも

鳥居とは?:【神社の鳥居とは】種類やくぐり方を写真たくさんでご紹介!

狛犬とは?:【神社の狛犬とは?】種類や起源、意味を分かりやすく解説!

八幡さまとは?:【八幡神社とは?】ご利益、八幡さま、八幡宮、八幡信仰を分かりやすく解説!

など解説記事を書いています。あわせてご覧ください!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

信州さーもん

兵庫県出身長野県在住の信州さーもん。信州サーモンが実は鮭ではないという秘密を隠して生きている。 毎年参拝していた戸隠神社で御朱印を知り、県内外の社寺を巡るようになる。地名オタク。旅好きなので観光記事もよく書きます。