善光寺を向く 北向観音
こんにちは、信州さーもん(@goshumemo)です。
同じく別所温泉にある常楽寺の伽藍である「北向観音」。
信濃三十三観音霊場や塩田平めぐりの客番などにもなっています。
善光寺と合わせてお詣りすることで両詣りとなり、片方だけでは「片詣り」になってしまうのだそう。雪の中の本堂は荘厳さがあり、一生に一度は訪れたい霊場です。
ごしゅメモ
北向観音(きたむきかんのん)
ご本尊 | 千手観音菩薩 |
---|---|
山号 | 北向山 |
宗派 | 天台宗 |
札所 | 坂東三十三箇所番外札所 中部四十九薬師霊場2番 信濃三十三観音霊場客番 別所三楽寺 塩田平札所めぐり客番 |
所在地 | 上田市別所温泉1656 |
電話番号 | 0268-37-1235 |
駐車場 | なし(近くに有料パーキングあり) |
拝観料 | なし |
公式ページ | 北向観音・常楽寺 |
ご由緒
北向観音堂は、平安時代初期の天長2年(825年)、比叡山延暦寺座主の慈覚大師円仁により開創された霊場です。 安和2年(969年)、平維茂は一山を修理し、三楽寺、四院、六十坊を増築したと伝えられています。 寿永元年(1182年)には源平争乱の中、木曾義仲の手により八角三重塔と石造多宝塔を残して全て焼失してしまいますが、源頼朝の命のもと伽藍復興がおこなわれ、建長4年(1252年)、塩田陸奥守北条国時により再興されました。 本堂が北に向いているのは、わが国でもほとんど例がありません。 北向観音様は北向に建立され 千手観音様を御本尊として現世利益を願い、また善光寺様は南向きに建立され阿弥陀様を御本尊として未来往生を願います。 現在と未来の片方だけですと片詣りと言われおり、向き合ってる両方をお詣りしたほうが良いと言われるようになりました。 今の時代の幸せを願い極楽世界でも幸せであるようお詣りください。
(北向観音・常楽寺より引用)
御朱印
北向観音の御朱印をご紹介いたします。
信濃・秩父・坂東別格札所
「坂東・秩父・信濃 別格札所」の朱印が押されています。
墨書きは「厄除け」「大悲殿」「北向観音」。公式ページを見ると「御朱印のススメ」というページを見つけましたが、現在制作中とのことでした。
塩田平札所
マップ
北を向いて現世利益を願う
「北向観音様は北向に建立され千手観音様を御本尊として現世利益を願い、 また善光寺様は南向きに建立され阿弥陀様を御本尊として未来往生を願う。」と言われています。
お寺の本堂や神社の本堂は、風水の関係でたいてい南向きに建てられます。北向きに建てられることは大変めずらしいのです。
ただ北向観音が北を向いているのは、善光寺とはまったく関係がありません。
こんな伝説があります。
平安時代に金色の千手観音菩薩があらわれ「私を北向きに安置しなさい。北斗七星のように、私が人々のよりどころとなりましょう」というお告げをなされたのだそうです。
その後南を向いている善光寺と向き合っていることから、両方をお詣りしたほうが良いと言われるようになりました。
温泉薬師瑠璃殿
本堂の西側、崖の上に建てられた温泉薬師瑠璃殿。
ご本尊は薬師如来です。温泉薬師は温泉の効能と併せて病気を取り除くと言われており、温泉薬師信仰に基いてます。
愛染堂
愛染明王をご本尊とする愛染堂。
このお堂は明治15年に上田常盤城村の色川徳兵衛が新築し、献納したとのことです。
上田と別所温泉の記事を寄稿しました
おでかけ体験メディア『SPOT』にて、上田駅〜別所温泉、霊泉寺温泉などをめぐる観光プランを寄稿しました。
この安楽寺もバッチリ紹介しているのでよければご覧ください!
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