白山信仰自然智の森 那谷寺
こんにちは、信州さーもん(@goshumemo)です。
大自然の中で大自然と共に生きる。那谷寺は今年2017年で開創1300年を迎えました。国の名勝にも指定されている那谷寺の「奇岩遊山境」も見所のひとつ。
那谷寺は写真のような苔だらけの自然を進みます。苔大好きなさーもんの心が躍る!
那谷寺の三重塔
国の重要文化財に指定されている三重塔。仏塔の文化財の中で最も小さいと言われるこの三重塔ですが、大変丁寧な造りになっています。中を覗くと大日如来を拝見することができます。
「胎内くぐり」の大悲閣
大きな岩窟をそのまま大悲閣にした本殿です。中の洞窟をぐるっと通り抜けることで、罪穢れを洗い流し生まれ変わることができます。個人的にはディズニーシーのアトラクションを思わせるような心躍る場所でした。
本殿の出口
やっぱりちょっとディズニーっぽい。モチーフにしたのかな?笑(冗談です)
奇岩のくぼみにはそれぞれ石仏が。
「自然があるから人がある」という「自然智」の姿が具現化した姿です。
那谷寺開創一千三百年大祭
那谷寺では開創1300年を記念して「なた祭」を開催しています。なんと4/9〜10/31には秘仏である御本尊「十一面千手観世音菩薩像」がご開帳が行われます。その他さまざまなイベントが行われる予定なので、詳しくは公式ページをごらんください!
那谷寺の基本情報と御縁起など
ごしゅメモ
那谷寺(なたでら)
ご本尊 | 千手観世音菩薩 |
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山号 | 自生山 |
宗派 | 高野山真言宗 |
札所 | 北陸三十三箇所12番、北陸白寿三十三観音11番 |
所在地 | 石川県小松市那谷町ユ122 |
電話番号 | 0761-65-2111 |
駐車場 | あり |
拝観料 | 拝観料:大人600円 |
公式ページ | 那谷寺 |
ご縁起
この地は弥生時代より管玉の材料である碧玉(へきぎょく)の産地でした。財部(たからべ)一族が住んでいて、洞窟は祭祀場でもあったでしょう。1300年の歴史を遡れば、養老元年(717年)に泰澄が那谷寺を創建したと伝えられています。
1300年の歴史の中で、那谷寺は白山を拝し、神仏を共にお祀りしてきました。そのため九頭竜王の本地である十一面千手観世音菩薩、白山比咩神、そして魂が「ウマレキヨマル」儀式の場である自然の岩山洞窟をご本尊としています。 那谷寺を開創した泰澄が居た時代は、神と仏、両方を受け入れやすかった頃と言われています。当時、奈良の吉野山で渡来僧の神叡が「虚空蔵求聞持法」と「自然智行」を伝授していました。泰澄はそれを修し、実践して今に至っています。 自然智は小さな草庵や岩屋の中で、自然より得られる生まれながらの智恵を求める行です。那谷寺は深山で緑に包まれ、岩屋を有していたため、自然智の道場となりました。自然とは「自ずから然る」。神も仏も宇宙の法則に帰す、「自然こそ神仏」の教えを大切に守り続けています。
(那谷寺について | 那谷寺より引用)
御朱印
大悲殿
那谷寺に限定御朱印はありません。しかし今年は通常御朱印に「開創一千三百年記念」「白山大権現」の朱印が加えられています。
あて紙
マップ