和洋中折衷の建築美 尾山神社
こんにちは、信州さーもん(@goshumemo)です。
3月初旬、尾山神社の境内は早春の花々で彩られていました。神社には似つかわしくない洋風の神門が特徴的。
尾山神社の神門は擬洋風建築(ぎようふうけんちく)に中国の寺院に用いられる建築様式が混ざった珍しい形をしています。
擬洋風建築といえば明治の文明開化の折ブームとなり、日本各地に残っています。ちなみに長野県松本市で重要文化財となっている旧開智学校も、同じく擬洋風建築の代表的な建物。
ごしゅメモ
尾山神社(おやまじんじゃ)
ご祭神 | 前田利家 |
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社格など | 別格官幣社、別表神社 |
所在地 | 石川県金沢市尾山町11−1 |
電話番号 | 076-231-7210 |
駐車場 | あり |
拝観料 | なし |
公式ページ |
ご由緒
慶長4年(1599)閏3月3日、利家公が薨去します。その後、二代利長公は、利家公を仰ぎ神として祀ろうとしました。しかし、当時、前田家は、なんといっても外様大名の立場です。徳川幕府の許可なくして、勝手なことはできません。利長公とて、徳川幕府をはばかり、公然と神社創建に踏み切ることができませんでした。
そこで利長公は、守護神としていた物部八幡宮ならびに榊葉神明宮を遷座する名目で、卯辰山麓に社殿を建立し、利家公の神霊を合祀しました。これが、卯辰八幡宮です。むろん藩あげて、厚く祭儀を執り行い、尊崇しました。 ちなみに、物部八幡宮は、もと東海老坂村の鎮座です。利長公が、越中国の守山城におられたとき、守護神としていました。榊葉神明宮は、もと越中国阿尾の鎮座です。
(由来と歴史 | 尾山神社より引用)
御朱印
右下の朱印は月ごとに変わるので、お近くの方は月詣されてみても良いですね。弥生月はちょうちょのようです。よく見ると羽根の部分に前田利家の家紋がある・・・?
前田利家の家紋は梅の花がモチーフになっているので、3月の朱印としてはピッタリかもしれません!と思っていましたが、どうやら他の月にも家紋が含まれている朱印があるようです。
マップ