こんにちは、信州さーもん(@goshumemo)です。
今回は松本市の有名な厄除け観音、牛伏寺のご紹介。
牛伏寺砂防ダムの横にある駐車場に停めて、5分ほど歩きます。御朱印は全部で4種類。同じく信濃三十三観音霊場の札所である円城寺や長安寺の御朱印もいただけます。
牛伏寺の基本情報
ごしゅメモ
牛伏寺(ごふくじ・うしふせでら)
ご本尊 | 十一面観音 |
---|---|
山号 | 金峯山 |
宗派 | 真言宗智山派 |
札所など | 信濃三十三観音霊場第二十七番、信州筑摩三十三カ所観音霊場第九番 |
所在地 | 長野県松本市内田2573 |
電話番号 | 0263-58-3178 |
駐車場 | あり |
拝観料 | なし |
公式ページ | 信州随一の厄除観音 金峯山 牛伏寺 |
ご由緒
寺伝によると、天平勝宝七年(756年)唐の玄宗皇帝が善光寺へ大般若経六百巻を納経の途中、経巻を積んだ赤・黒二頭の牛が、この地で同時に斃れ、その使者たちが本尊十一面観世音菩薩の霊力を知り、その経巻を当山に納め、二頭の霊を祀って帰京しました。 この不思議な因縁により寺号を牛伏寺と改め、参道途中の牛堂に阿弥陀仏を中心に、赤黒二頭の牛像をまつっています。古来より牛伏厄除観音と称し、厄除霊場として県内外に知られ、また、信濃三十三番中第二十七番札所となっており、法燈壱千三百年を今日に継承いたしております。
牛伏寺の駐車場とアクセス
御朱印
牛伏寺(信濃三十三観音霊場)
厄除 大悲閣。右上の朱印は「信濃二十七番」。 信州筑摩三十三観音霊場の場合はここが「筑摩九番」になります。
牛伏寺(2枚目)
上と全く違う御朱印に見えるような、同じなような?
長安寺
同じく信濃三十三観音の長安寺も兼務しています。以前松本市四賀(旧四賀村)へ参拝しに行ったので、二度目の牛伏寺参拝時にいただきました!
御朱印(2枚目)です。
円城寺
廃寺になった円城寺の御朱印。牛伏寺でいただけます。
牛伏寺(ごふくじ)の由来は?
楊貴妃の菩提を弔う
世界三大美女の一人、楊貴妃に心を奪われ国を乱した玄宗皇帝。ついに楊貴妃は死刑となり、玄宗皇帝は追慕の日々を過ごしました。
そんな時、玄宗皇帝は楊貴妃の菩提を弔うために遠い日本の善光寺へ大般若経六〇〇巻を奉納しようと思いつきます。
日本に着いた大般若経は、赤い牛と黒い牛に積まれて善光寺に向かいます。
しかし長旅の疲れから二頭の牛は普賢院(現在の牛伏寺)のある鉢伏山のふもとで倒れてしまいました。
普賢院には聖徳太子が42歳の厄除けに刻んだと言われる十一面観世音菩薩像が安置されていました。
これは十一面観世音菩薩の思し召しだと思った帝の使者たちは、楊貴妃の菩提を観音に託して経文を納め、二頭の牛を山麓に葬りました。
(参考文献:信州休日の社寺巡り 中南信編50社寺 信濃毎日新聞社)
牛伏寺は静寂で荘厳な雰囲気の中にあります。
歩いているとできるだけ大きく空気を吸い込みたくなるような、それだけでパワーが身体中にしみこんでいくような、そんな場所でした。
駐車場から見える景色も素敵です。牛伏寺ダム湖は秘境の匂い。
牛伏寺は何といっても苔が良い。
また自然と史跡のバランスが見事で、いつどこを切り取っても美しいです。桜や牡丹、紅葉も綺麗だそうなので、再拝するのが楽しみ。
牛堂
「牛伏寺」の由来となった二頭の牛を祀っているお堂。
惣門
如意倫堂
仁王門
観音堂
聖徳太子堂・鐘楼(厄除けの鐘)
牛伏寺の「初夏」
牛伏寺の御朱印 まとめ
信州随一の厄除け観音、牛伏寺をご紹介いたしました。近くの牛伏寺砂防ダムやフランス式階段工も絶景ですよ。
長野県の御朱印まとめはこちら
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