こんにちは、信州さーもん(@goshumemo)です。
桜の季節に行こうと後回しにしていた、小諸市の布引観音・釈尊寺へ参拝してきました。信濃三十三観音霊場の第二十九番札所でもあります。
岩肌からせり出すように建てられたお堂、善光寺に絡んだ伝説。見どころ満載な釈尊寺をご紹介していきます。
ごしゅメモ
布引観音 釈尊寺(しゃくそんじ)
ご本尊 | 聖観世音菩薩 |
---|---|
山号 | 布引山 |
宗派 | 天台宗 |
札所 | 信濃三十三観音霊場第二十九番札所 |
所在地 | 小諸市大久保2250 |
電話番号 | |
拝観時間 | なし |
駐車場 | あり |
拝観料 | なし |
公式ページ |
御朱印
布引観音の伝説
釈尊寺の駐車場に立てられた看板には、「牛にひかれて善光寺参り」の言葉が生まれた布引観世音の伝説が書かれていました。
信心の浅いおばあさんが牛に布を引かれてついて行ったところ、善光寺に連れられ改心したお話。
マップ
観音堂までは山道を徒歩20分ほど
駐車場に車を停めて、観音堂までは石階段を20分ほど登ります。
体力不足な私でもなんとか登れたのでたいていの方は問題ない距離かもしれません。汗をかいてもすぐ近くに温泉があるので大丈夫!
参拝日は12月後半、歩いていると氷漬けになった滝を発見。
大きな岩から突き出される氷柱!観音堂への参道は、奇岩の宝庫ですね〜。
石仏も随所に見られます。
こちらは舟形合掌地蔵。信者が参道に置いたものだそうです。
パラパラと雪も舞い散り、落ち葉と重なって色鮮やか。
おっと、誰かが滑った跡があります。
よく見ると雪の下には氷。先人の失敗があったおかげで、私は難を逃れました。冬の参拝には十分気をつけてくださいね。
道中たくさんの看板を見つけました。例えばこの見守り地蔵。
信者が安置した無数の木仏や石仏が道ゆく人の安全を見守っているのだそうです。
ちょっと逆光だけれど、見えるかな?
たくさんある奇岩の中でも迫力あるのは、この牛岩。
よく見ると牛の姿が見えてくるそうですが、よく分かりませんでした!
善光寺穴は、善光寺まで穴が通じているらしい。
牛岩を少し上がったところに、善光寺穴を発見。
昔、善光寺火災の折にこの穴から煙が出たと伝えられているそうです。
中には入らなかったけれど、確かに大きな穴でした。
さらに巨岩に挟まれた大木。どこから生えているのか。
根っこの部分がぐにゃりと曲がって、手のような形に。
歩き疲れて上を見上げると、朱色のお堂が目に入った!
石階段を30段ほど上っただだけで息を切らしていた私。どうにか15分ほど歩き続けてふと見上げると、頭上に朱色のお堂が!
岩肌にしがみつくように建てられた観音堂。あそこがゴールか、ということは・・・
[voice icon=”https://goshumemo.com/wp-content/uploads/2017/11/IMG_3587.png” name=”信州さーもん” type=”l”]
まだまだ先は長そうだぞ・・・。
[/voice]
仁王門、昔はここから上る道もあったみたい
封鎖された仁王門の奥にはうっすらと道が見えます。かなり急ですが、昔はここから上る道もあったようす。
山門をそのまま通り過ぎ、まずは本堂を目指します。
こちらが伽藍堂。受付は玄関のさらに奥、左手にあります。
御朱印帳は先に預けておこう!
看板にもかいてありましたが、観音堂へ行く前に御朱印帳を預けておきましょう。
[voice icon=”https://goshumemo.com/wp-content/uploads/2017/11/IMG_3587.png” name=”信州さーもん” type=”l”]
お、どこからともなくニャンコが出てきた。
[/voice]
あ、増えた。
かわいい・・・。
受付の方曰く「中にも外にも猫だらけ」だそうです。
さて、御朱印を待っている間に観音堂を目指します。
ここから見える断崖は「布引渓谷」「信濃邪馬渓」とも呼ばれ、その豪快な景観が特徴。春には桜の名所としても知られます。
こちらから見ると、観音堂の建っている土台が本当に何もないことがよく分かりますね。高所恐怖症気味な私には少し難易度の高いスポットかもしれません。
本堂を横目にまっすぐ進むと、またお堂。わきには牛の石像が一頭座り込んでいます。
創建は724年だと伝えられていますが、多くのお堂は一度焼かれ、1556年に再建されたもの。
再建されたお堂が多い中、写真右側に見える白山社は、室町時代初期の建築だとされています。
看板下の文字は、読めない!
観音堂までの道は、岩をくり抜いて洞窟のようになっていました。その他のお堂も全て岩をくり抜いて建てられています。左手に見えているお堂には、愛染明王がいらっしゃいました。
まるでアトラクション。那谷寺(石川県)の時にも思ったけれど、お寺って遊園地みたい。どこを見てもワクワクするし、見どころもたくさんあって飽きることがありません。ひとり雪の中参拝した私が楽しかったのだから間違いない!
洞窟を抜けた後は六地蔵や閻魔大王に見守られつつ、
不気味顔の狛犬?さんを通り抜けます。
[voice icon=”https://goshumemo.com/wp-content/uploads/2017/11/IMG_3587.png” name=”信州さーもん” type=”l”]
こんな顔の狛犬さんたまに見るけど、千と千尋の神隠しに出てくる石像(蛙人)に似ているよね。
[/voice]
そんなこんなで本堂から徒歩5分ほどで観音堂へ到着!
お堂の上は完全にお空の上です。
怖かったので手早く参拝だけ済ませて撤退!よく見ると、お堂の奥に道が続いていました。先ほど仁王門から伸びていた道に続いているのでしょうか?
長野県小諸市の布引観音・釈尊寺。信濃三十三観音霊場の第二十九番札所です。駐車場から山道を徒歩20分ほど。牛に引かれて善光寺、でおなじみの布引観音さまがいらっしゃいます。気づくと周りはネコだらけ。ディズニー顔負け、見所満載な名刹。桜の名所でもあります。 #ごしゅメモ pic.twitter.com/yAfdnkZdIa
— 信州さーもん@Skima信州 (@goshumemo) December 27, 2017
参拝後は近くの布引観音温泉へ!
釈尊寺さんのあとは、車で2分の布引観音温泉へ。実は私、参拝前に来ていたんですけど!
伝説の地に噴出した四十七度の天然温泉。
基本情報
料金 | 大人360円 |
---|---|
所在地 | 東御市布下489‐1 |
電話番号 | 0268-67-3434 |
営業時間 | 7:00~22:00 |
定休日 | なし |
公式ページ |
温度の異なる3種類のお湯で交互浴をしよう
お湯は全部で3種類。熱めのお湯(44度くらい)と深層井戸水(23度)と、40度くらいのお湯、それぞれ順番に浸かれば体の芯までポカポカ!
湯上りに見つけた薪ストーブにテンションの上がるわたし。興奮気味に撮って良いですか?と聞いたら笑われてしまった。
小諸産ふじを使ったりんごジュース。お風呂上がりは牛乳と決めているけれど、りんごジュースな日だってあります。沈殿している果肉を振っていただきました。
湯上りに東御市が産んだ江戸時代の最強力士・雷電のマンガを読む。面白い。
長野県東御市の布引観音温泉。温度の異なる3種類のお湯で交互浴をすると、無限に入っていられます。じんわりポカポカ、あったかい。風呂上がり、暖炉の前で飲む小諸ふじのりんごジュースもまた格別。近くの布引観音には、入湯する前に参拝しておくのがおすすめ(疲れるので!)。 pic.twitter.com/uFu9edeIME
— 信州さーもん@Skima信州 (@goshumemo) December 27, 2017
布引観音・釈尊寺と布引観音温泉をご紹介しました。
(プチ)登山、お寺、絶景、温泉、伝説と、信州をギュギュッと楽しめるスポットだと思います。
長野県の御朱印まとめはこちら
[kanren postid=”163,30,41,36,45″]