【雪の大谷】黒部立山アルペンルートで春の絶景・黒部ダムツアー!

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雪の大谷で知られる黒部ダムへ行ってきました!黒部ダムは夏に見られる放流もど迫力ですが、5月頃までは20mを超える大谷もおすすめなんです。雪の大谷自体はギリギリ富山県になりますが、一応長野県側から出発したってことで勘弁してください。富山もいいとこ!

今回初めて行って見て分かったことや、おすすめのポイントなどをレポート形式でご紹介します。

立山黒部アルペンルートとは?気温は?

富山県と長野県をつなぐ山岳観光ルート

立山黒部アルペンルートはその名の通り「立山」と「黒部」をつなぐアルペンルートです。乗り換えも多々ありますが、富山県立山駅から長野県扇沢駅までをつなぎます。単純に交通手段とする方よりも、私たちのように「観光」のために乗る方の方が多いのではないでしょうか。普段人の踏み入れないようなありのままの自然を体験することができます。

「雪の大谷」は4月中旬〜6月中旬まで見られる

黒部立山アルペンルートの中でも私たちが目的とする「雪の大谷」は2017年4月15日〜6月22日まで見ることができます。深い雪に覆われた道を切り崩し、20m近い雪の壁を間近で体感できるのです。

昼過ぎでも平均気温は10℃前後!

立山黒部貫光(株)調べでは、雪の大谷が見られる室堂の平均気温は昼過ぎでも10℃前後と非常に寒いです。長野県でも気温が30℃前後と夏日が続いていますので、気温差で余計に寒く感じるはず。十分な防寒対策が必要になりそうです。

立山黒部アルペンルートのアクセス

立山黒部アルペンルートへいくための具体的なアクセスと、その後のルートについてご紹介します。私は長野側から行くので、扇沢駅までのアクセスと、扇沢駅から室堂までのアクセスをご紹介いたします。(画像のオレンジ色矢印のようなルートでいきます)ちなみに扇沢駅からはマイカーなど一切通行できませんので、車の方はここで駐車して行くことになります。

行き方とマップ、ルート

長野側からは扇沢駅で関電トロリーバスに乗車

扇沢駅から関電トロリーバスで15分ほどで黒部ダムに到着します。黒部ダムは富山県になるので、県境を超えたことになります!

黒部ケーブルカー(黒部湖〜黒部平)

黒部ダムから徒歩で黒部湖に行き、そこから黒部ケーブルカーに乗って黒部平まで。標高差400mの区間を5分ほどで到着するようです。どうでも良い話ですが、このケーブルカーどこかで見たことあるような?(コードギアスの聖地だったりする?)

立山ロープウェイ(黒部平〜大観峰)

さらに黒部平から大観峰までは立山ロープウェイでいきます。1,700mの間に支柱が1本もなく、大きな窓から大パノラマを楽しむことができるようです。「バンスワンロープウェイ」というらしい。

電気で走る立山トンネルトロリーバスで室堂まで!

最後は立山トンネルトロリーバスで目的地である室堂まで!約10分の移動時間です。扇沢〜黒部ダムを結ぶ関電トロリーバスと同じく、こちらも電気エネルギーを使用して走っています。排気ガスもなくクリーンな乗り物ですね。

どんな服装・持ち物でいくべき?

雪の大谷付近は気温10℃前後と2,3月並みの気温を保っています。しっかり防寒して体温調節ができるようにしましょう。また防水のトレッキングシューズなどが必要だそうです。

上に行ってみると太陽の照り返しも強く、歩き回ってむしろ暑くなるほどでした。天候にもよりますが、天気が良ければここまで着込む必要はないと思います。ただ太陽が出ていないところは気温もぐっと下がるので、曇りの日や寒がりの方は脱ぎ着できる上着を持っておくと対応しやすいです。

持ち物と服装
スノーブーツ、長袖シャツ、上着(腰に巻いてた)、ジャンパー、長袖シャツ、上着、サングラス(とにかく眩しい)、日焼け止め、ツバ付き帽子

観光前に準備したいこと

さらに観光までにチェックしておきたいことをまとめてみます!

混雑予想カレンダーを見て混雑状況をチェック!

公式ページで混雑予想を見ることができます。

参考ページ:混雑予想カレンダー

チケットの予約は?

黒部立山アルペンルートでは、それぞれのきっぷを事前にweb購入することが可能です。時間指定しておけば当日行って乗れない!ということがないので、混雑が予想される場合は予約しておくのが良いでしょう。

また平日はお得な1割引き!平日に行かれる方はぜひwebきっぷを活用しましょう!前日の正午まで申し込むことができます。

黒部ダムの放水は6月26日〜10月15日

黒部ダムの放水と雪の大谷はセットで見られないようになっているようですね。黒部ダムは行ったことがあるから良いけど、目的によっていつ行くかを決める必要があります。

室堂に雪の迷路 Snow maze!

5月18日〜5月31日の間、室堂で雪の迷路が楽しめます。迷路楽しそう!初夏に雪で遊べるなんて、なんだかワクワクしてしまいますね〜!ちなみに6月3日からは巨大滑り台巨大かまくらも楽しめるということです。

詳しくはこちらより

お土産はどこで買えるの?レストランは?

立山黒部アルペンルートでは、各所でお土産や昼食をとることができます。せっかくなので黒部ダムをイメージした「黒部ダムカレー」を食べてみたいですね。

扇沢駅

扇沢駅にある「レストラン扇沢」ではアーチダムカレーという黒部ダムカレーの元祖が食べられるようです。

ダムレストハウスの黒部ダムカレーは黒部ダム名物!

黒部ダムカレー」は黒部ダムのダムレストハウスにあるようです。結構美味しそう!同じくダムレストハウスで販売している「木いちごソフト」。これは食べたい!

黒部ダムの最寄駅と駐車場、アクセスは?

扇沢駅までは長野市から約1時間半、松本市からは1時間40分ほどで到着します。

第一駐車場は有料、少し下に無料駐車場があります。

写真で見える駐車場は12時間1,000円ですが、買い物をすると補助券がもらえるそうです。私たちはその手前、徒歩5分ほどのところにある市営の無料駐車場に停めました。第一駐車場は朝8時半の時点でほぼ満車、さらに下の第二駐車場なら空いていました!

扇沢駅からスタート!

扇沢駅には団体バスが何台も並び、すでに多くの観光客で溢れていました。外国人観光客もたくさん!このあと、かなりぎゅうぎゅう詰めで黒部ダムまで向かうことになります・・・。切符は最初に購入してから何度も提示する場所があるので、スマホケースや財布などすぐ取り出せる場所に保管しておきましょう。

9時発の関電トロリーバスで黒部ダムへ

日本国内では唯一、電気で走るトロリーバス。分類としては「電車」という扱いになるようです。くろにょんのデザインが可愛い!始発ということもあり、多くの方たちとすし詰めになりながら16分間のバス旅です。

徒歩で黒部湖まで、サクサク渡る

黒部ダムの出口は2つあります。ひとつはこの写真を撮った展望台への道、もうひとつは黒部ダムから黒部湖へ行く下の道。今は黒部ダムの放流もないのでここの観光は帰りにするとして、私たちは下の道からまっすぐ黒部湖を目指しました。

始発なので、とにかく頂上まではサクサク行く作戦。

絶景に感動しながら、いざ「黒部湖」へ。

黒部ダム中心を発見!ダムの高さは186m、ダムの長さは492m、標高はこの時点で1,454mです。

ちなみに6月からは黒部湖をクルージングする遊覧船も始まります。

ここから次はケーブルカーで黒部平まで。

黒部湖から黒部平までは黒部ケーブルカーで

コードギアスの聖地にしか見えない黒部ケーブルカー。

かなりの急斜面。すれ違う時はトンネル内でレールが分かれているこの場所で行います。迫力満点なので、できれば先頭の席に滑り込みましょう!こんな景色が見られますよ。

すれ違い、うまく撮れなかった!

そんなこんなで到着。先はまだまだ長いぞ!

黒部平から大観峰まで、立山ロープウェイの景色は絶景!!

立山ロープウェイには支柱がなく、だるんと垂れたロープだけで進んでいきます。怖い!

でも絶景!

4、5、11月はスキーを楽しむこともできるようです。

スキーの跡が見える。

ロープウェイは景色を見てなんぼだと思うので、早めに並んでベストポジションをゲットしましょう。行きは真ん中にいてほとんど写真が撮れなかったので、掲載しているのは並んで真正面をゲットした帰りの写真です。

大観峰から目的地・室堂まではまた立山トンネルトロリーバスで

さらに大観峰から目的地の室堂(むろどう)までは立山トンネルトロリーバスに乗車します。「なんか千と千尋の神隠しみたい!」とか言って撮った写真。一番後ろの席から撮っています。

徒歩で雪の大谷へ向かおう

そんなこんなで約1時間ほどかけて雪の大谷までやってきました。

どこを見渡しても絶景!青空と山のコントラストが美しいです。

いよいよ、雪の大谷へ。だんだん壁が高くなる

雪の迷路を抜けるといよいよ「雪の大谷」へ向かいます。

だんだんと高くなる雪の壁。みんな思い思いに落書きしてます。

じゃんっ!ここが最終地点!

高さは約20m!

大型バスと比べても、その高さは一目瞭然ですね。

フォトスポットで撮影会

高さが最高地点なこの場所が撮影スポット!みんなで思い思いの写真を撮り合います。なんでも最近は「インスタジェニック」という言葉が流行りで、インスタ系女子は「インスタにあげられるような」おしゃれな写真を撮るのに日々奔走しているとのこと。せっかくの女子旅なので、インスタジェニックな写真を撮ろうとあれこれ模索してみます。

インスタはあとで登録します。

・・・なんか違う気がする。と思ったら友達が良い感じの写真撮ってました。

こうやって撮ったおしゃれな写真をインスタに載せたりアイコンに設定したりするんだって。

かまくら風の穴もフォトスポットに

ちょっと分かりづらいですが、道中に見つけたかまくら風の穴もフォトスポットになっていました。もちろん中に入って写真を撮ります。見知らぬ女子たちとカメラを交換して撮りあう連携プレイに成功しました!

雪の迷路・雪の大谷・雪の洞窟と雪を満喫した私たちは、室堂に戻って昼食を撮ることにしました。確か11時くらいだったと思います。

ホテル立山・カフェりんどうにてランチ♪

室堂にはみっつのお食事どころがあります。

室堂ターミナル2階にある「ティーラウンジりんどう」、室堂ターミナル1階の味覚コーナー、室堂ターミナル2階の「レストラン立山」。オープンしている時間帯もそれぞれ異なるので注意してください。私たちは朝から行くのでここでご飯を食べるのがちょうど良さそうです。レストラン立山は団体客の予約が多いようで、大変交雑していました。

ということで同じく2階の反対側、ティーラウンジりんどうへ。

ランチセットが美味しそう。

みんな違うものを頼んでいたので、いろいろ撮ってみました。食べ物撮るの難しいな。

<国産牛フィレ肉のステーキ スープ付き1,800円>

<アルプスカレー スープ付き1,400円>

<ビーフシチュー スープ付き1,400円>

<海老と帆立のクリームシチュー煮 スープ付き>

<シフォンケーキ 単品850円>

時間によって食べられるものが違うので注意しましょう。

室堂でお土産をチェック

帰りのバスまで時間があるので、お土産を買うことにしました。道中各所でお土産が売られていますが、ホテル立山限定のものも多いので、チェックしてみて損はありません。

立山の地ビール「星の空」。ブラックもあります。

雷鳥もいました。長野県の県鳥であり、国の天然記念物にも指定されている雷鳥は、ここ立山で見ることができるとのこと。

こちらは富山の地酒。立山バージョン。煌めく星座。振ると立山の星空をイメージしたオリジナルの金粉が煌めきます。

ちなみに蔵元さん(売りに来ていた)のおすすめはゆきうさぎ。すっきりした味わいです。

買いました(笑)

帰りは黒部ダムを散策

行きはスルーした黒部ダムを帰り道に満喫!

こんなものを発見しました。「ふぉっとダム」

黒部ダムとともに大迫力な記念写真が撮れるシステムだそうです。1枚1,200円〜。「放水がないと撮る意味ないね!」と言って私たちはスルーしましたが・・・。

味覚コーナーで変わったソフトクリームを発見!

黒部ダムの味覚コーナーでおやつタイム!オリジナルのアイスもあり、種類が豊富です。

<くろにょんソフト 450円>

ダークモカに雷鳥の里が入ってます。<木いちご&バニラミックス ソフトクリーム 350円>

木いちごって珍しい。そしてとびきり異彩をはなっていたのがこちら!

黄金に輝く<幻の埋蔵金ソフトクリーム 1,000円>

埋蔵金伝説にちなんで作られているそうです。金箔って味しないんですね。

美味しいバニラソフトクリーム。

中には埋蔵金、ではなくスイートポテトが隠されていました〜!さらに下にはグラノーラ?シリアル?が敷かれていたとのことです。

ちなみにこれを手にすると見知らぬ外国人観光客に撮影されるので人気者気分が味わえますよ(笑)

いたるところに湧き水を発見!

黒部ダムの周りではいたるところで湧き水を発見することができます。

美味しい水が飲み放題なので、空のペットボトルに汲んでいる方もいました。

ダムレストハウスには黒部ダムカレーが!

ソフトクリームを食べた味覚コーナーの2階にはダムレストハウスがあります。ここでは黒部ダムをイメージした黒部ダムカレーが食べられますよ。

3階にはくろよん記念室が!

ダムレストハウスを通り過ぎて3階へ行くと、展望台とくろよん記念室があります。

黒部ダム建設を描いたノンフィクションの「くろよん物語」が上映中!10分間で黒部ダムの軌跡をたどることができます。想像以上に面白かった。

中は作業中のトンネルを再現しているようです。

実はスタンプラリーもあるらしい!

途中で気づいたのですが、スタンプラリーのスタンプ台がいろんなところに設置されています。

9つ集めると記念グッズがもらえるらしいので、欲しい方は早めに見つけてトライしてみましょう!

ここは7番目のようです。室堂にもあったと思います。

くろにょん発見

私たちは大はしゃぎでしたが、外国人観光客たちは見向きもしていません。おかげで並ぶことなく記念撮影ができました。こんなにかわいいのになんでだろう。

黒部ダムから展望台へ!

ダムレストハウスから上の展望台までは、外階段をひたすら歩いて登る必要があります。

下から見上げるとこんな感じ。かな〜りきついです。

まずは放水が綺麗に観られる下の展望台へ

展望台へはひたすら上り階段を進みますが、途中で下に下る階段を発見します。放水が綺麗に見えるスポットらしいですが、今は放水していないので意味がありません。

しかし無駄に下るフレンズたち。私は撮影のため(面倒臭いので)上で待っていました!

元気に下っていたのに、ひたすら続く上り階段にバテていました。

長〜い階段を上りきると、展望台へ到着します。下から行くのはものすごく疲れる。

屋台も出ていました。湧き水もあります。

放水も綺麗に見られそう。

とにかくどこを切り取っても絶景!

展望台はもちろん、どこから何を見ても絶景を感じられるのが黒部ダムのすごいところです。

たっぷり1日女子旅満喫

長野に住んでいる身でありながら初めての立山黒部アルペンルートだったわけですが、しっかり満喫できたのではないかな〜と思います。

県内に住む方も県外からの旅行を検討されている方も、黒部ダムへぜひ遊びにいらしてください。

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この記事を書いた人

信州さーもん

スキマな観光ライター。長野県内外、国外を旅します。長野県観光WEBメディア「Skima信州(http://skima-shinshu.com )」代表。道祖神宿場街道滝ダムため池棚田神社仏閣好きな平成生まれの魚。浅い知識を浅いままに増やしています。企画・アイディアを出すのが得意。たぶん。